今月の地平線報告会


2001年2月23日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算256回目の
地平線報告会となります。



今月の地平線報告会は、23日の金曜日です。報告者は、「Pole to Pole 2000」に参加して、北極から南極まで人力で旅を続けた早稲田大学学生の石川直樹さん。21世紀を迎える瞬間を南極点で迎え、その後南極最高峰のビンソンマシフに登頂。さらに南米最高峰のアコンカグア登頂にも成功して、1月31日に帰国したばかりです。

急ごしらえの国際隊が挑んだ北極圏、各地で講演やボランティア活動を続けながら自転車で南下した両アメリカ大陸、ヨットによる航海、そしてふたたび歩き続けた極点への旅。11ヵ月にわたる今回の旅の途中、石川さんは持参のノートパソコンからインターネットに積極的にアクセスして、毎日の日記やデジタルカメラで撮影した写真などを日本の自分のサイトに送り込み、多くの人たちと体験を共有しました。12月初旬にテレビ番組で石川さんのことが紹介されてからは、Webサイトの掲示板に応援メッセージが爆発的に寄せられ、帰国したいまもなお、さかんに交流が続けられています。

新しいスタイルの旅をしてきた石川さんが、行く先々でなにを感じ、行動をしてきたのか。すでにWebサイトの日記で旅の概要はわかっていても、生で本人の肉声を聞き、写真を見て、質問ができるのは、まったく新しい体験となるでしょう。地平線会議や地平線報告会が初めてという人も、どうぞ気軽にご参加ください。

「Pole to Pole・石川直樹を応援する会」のWebサイト:http://p2pnaoki.com/

以下は、地平線通信255の案内より(絵と文・長野亮之介)


求(究)極の人力旅団

20世紀最後の1年をかけ、北磁極から南極点まで人力で踏破する大プロジェクト、「Pole to Pole」は昨年12月30日、無事南極点に到達し、注目を浴びました。米・加・仏・韓・日・南ア・アルゼンチンの7ヶ国からの8人によるチームに日本代表で参加したのが、石川直樹さん(23)。

極点を結ぶ北・南米大陸自転車縦断の旅では、のべ9000人に、旅のテーマ“Small step make a big different”をアピール。肉体的な冒険以上に、各地の人々との交流に重点を置いたプロジェクトでした。さらに、見知らぬ異国の若者が1年に渡って共同生活をすること自体が刺激的な試みでした。

チームの中では一歩引いて、客観的な目を保とうと意識してたという石川さんに、1年に渡る旅のホンネを話していただきます。なぜプロジェクト終了後、単独でビンソンマシフとアコンカグアに登ったのか? 答えは会場で!


会 場アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、
世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、
1979年9月から毎月欠かさず、第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。



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