今月の地平線報告会

2003年1月28日(火)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算280回目の
地平線報告会となります。


今月の地平線報告会は、28日(火)です。報告者は、長田幸康(おさだゆきやす)さん。早稲田大学の学生だった1985年からインド・チベットに出かけ、チベット人の世界にどっぷりとはまり込んできたフリーライターです。93年に刊行されたチベット入門書『ぼくのチベット・レッスン』(社会評論社)では、旧来のイメージにしばられない、いまの新しいチベットの姿をいきいきと描いて、新鮮な衝撃を与えてくれました。この本はその後も改訂を重ねてロングセラーになっていますし、その後も多くのチベット本を執筆しています。また、チベットをテーマにした総合情報サイト「I love Tibet!」を1996年に開設し、膨大な生の情報を提供し続けていることでもよく知られていますね。2003年最初の地平線報告会はそんな長田さんに、「西部大開発」が急速に進行するなかで大きな転換期を迎えつつある中国のチベットの現状を、新しい視点で語っていただきたいと思います。以下は、地平線通信278の案内より(文と絵・長野亮之介)

イマドキのチベット
「チベット人って、外から見ると抑圧されてきた民族なのに、当の本人達はなんだか悠然としてるんですよ。楽観的で、明るくて。それがすごく魅力的ですね」と話すのは、長田幸康(おさだゆきやす)さん。インド通いをしていた'89念にダラムサラでチベット語を学び、チベットに魅かれていきます。この5〜6年は毎夏2ヵ月、ラサでガイドをするのが恒例です。

今や急速に変化しつつあるチベット。ラサにはインターネットカフェがあり、ついにインスタントバター茶まで登場したとか。今月報告会の第一部は長田さんに来ていただき、チベットの変わっていくところ、変わらない点を独自の視点で語っていただきましょう。

後半第二部は、ジャーナリストの江本嘉伸さんに加わっていただきます。日本人がチベットに行ってから100年。この1世紀の歴史をテーマに対談となります。


以前からお伝えしているとおり、地平線報告会は今年からしばらくのあいだアジア会館を離れ、流浪の旅に出ています。今月の会場は、ここしばらくおなじみとなった新宿区の「牛込箪笥区民センター」。地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅の真上なので、アクセスは抜群。地下鉄東西線神楽坂駅からも徒歩10分、大久保駅と新橋駅を結ぶ都バス(橋63)の牛込北町バス停もすぐ近くです。

会 場:牛込箪笥区民センター(東京都新宿区箪笥町15番地 〒162−0833/03-3260-3677)
       都営地下鉄大江戸線:牛込神楽坂駅 A1出口徒歩0分
       営団地下鉄東西線:神楽坂駅 2番出口徒歩10分
       都バス(橋63)大久保駅〜新橋駅:牛込北町バス停下車(大久保通り沿いです)
       公式地図はこちら:http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/261400tansu/annaizu.htm
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円


地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越しください。

※ただし会場の都合により、定員(100名)を越えた入場者があった場合は、防災上、入場をお断わりすることがあるかもしれません。ご了承願います。



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