今月の地平線報告会


2005年9月30日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算314回目の地平線報告会となります。


9月の地平線報告会は、30日(金)18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。報告者は、冒険サイクリストで植村賞受賞者の安東浩正さん。以下は、地平線通信310号に掲載された案内より。(絵と文:長野亮之介)


地平線通信裏表紙

チュコト半島冬景色

  • 9月30日(金曜日) 18:30〜21:00
  • ¥500
  • 於:新宿区榎町地域センター(03-3202-8585)

「僕はあんまり里恋しくならない性質(たち)なんだけど、今回は思わず帰りたくなるくらい、しんどい旅だったワケなんですね」というのは、ボーケン家の安東浩正さん。'02〜'03に自転車でシベリア横断を果たした時、ゴールしてはじめて「まだ東の端っこがある」ことに気づきます。“そこに端っこがあるから目指す”サイクリストの習性に従い、今年4月にサハリンからスタート。トラックのわだちを頼りに北東に進みます。

前回苦労した低温も特別仕様の装備でクリア。マイナス50℃も寒くない。トナカイ遊牧民のチュクチ族や、漁師のエベンキ族との交流を楽しみました。唯一の問題は道。あまりに劣悪な冬道の格闘は想像以上でした。5月中旬にはベーリング海沿岸のエグベキノット着。ここまで約5800km。最東端のチュコト半島デジネフ岬まであと400km。しかし気温が上がり、物理的に進めなくなり、ここでゴール。

今月は安東さんに、極東シベリアボーケンサイクリングのてん末を話して頂きます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。



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