今月の地平線報告会


2006年7月24日(月)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算326回目の地平線報告会となります。


7月の地平線報告会は、24日(月)18時30分から、いつもの榎町地域センターで開催します。今月は第4金曜日ではなく、月曜日ですので、お間違えのないよう。報告者は、北海道の動物たちと30年向かい合ってきた、梶光一さん。以下は、地平線通信320号に掲載された案内より。(絵と文:長野亮之介)


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)
地平線通信裏表紙

狩って食うシステム

  • 7月24日(月曜日) 18:30〜21:00
  • ¥500
  • 於:新宿区榎町地域センター(03-3202-8585)

近年、全国的にシカ・クマ・イノシシなどの大型野生獣による農林業被害件数が増えています。オオカミが絶滅して以来、ヒトが狩るしかない日本列島の大型獣ですが、ハンターは年々減少し、高齢化の一途。せっかく捕獲した獲物も利用されず、いわばゴミとして廃棄されているのが現状です。

そんな中、北海道はエゾシカの肉を特産品として売り出しはじめました。このプロジェクトの立役者が梶光一さんです。北大クマ研(学生による任意サークルだが、クマの研究ではパイオニア)在籍中に“シカ研”を立ちあげ、以来30年にわたり北海道の大型野生獣を研究してきました。「日本人と大型獣のつき合いは、明治以来はじめて経験する状況になってるよ」という梶さん。つきあい方を考える上で必要な基礎データつくりに力を発揮してきました。道の環科研ではエゾシカの生息数を確認するシステムを構築。シカを資源として管理・利用する方途を開きました。

今春から農工大の教授に就任した梶さんに、クマやシカとの長いつきあいについて話していただきます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。



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