今月の地平線報告会


2014年1月24日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算417回目の地平線報告会となります。


1月の地平線報告会は、24日(金)に、いつもの新宿スポーツセンターで実施します。今月はいつもどおり午後6時30分からの開催となります。

報告者は、宮城県南三陸町の漁師、千葉拓さん。恢復されつつある漁場と巨大防潮堤の問題を見つめながら、もうすぐ3年になろうとする「3.11」のいまを考えます。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

あたりまえの海へ

  • 1月24日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター2F

「あのとき“たまたま生かされた”気がしてるんです。なんで生きてるのか、ずっと考えてる。今の《おまけの命》は、次の世代に何かを伝えるためかも…」というのは千葉拓さん(28)。宮城県南三陸町歌津の伊里前(イサトマエ)でカキ養殖を主体とする漁師をしています。高校卒業後、仙台で介護師として充実した生活を送っていた拓さんは、ある日「海に戻らねば」という思いに天啓のように打たれ、漁師の父に弟子入りしました。その3年後に東日本大震災、伊里前は壊滅状態でした。

今、地域の未来を考える上で、最大8m高にもなるスーパー堤防計画が立ちはだかっています。「オレ達は海を見ながら、海辺の自然の中で遊び、教えられ、叱られて、ここで生きる智恵を身につけてきました。そういうあたりまえの場が、今の計画では考えられていない気がするんです」と拓さん。

自分ができることをしようと、昨年末「山と海の子守歌」というグループを立ち上げました。まだまだ津波の爪痕が残る地元の浜を、子供が遊べる場にしようという活動です。今月は拓さんに、伊里前の海に生きることについて語って頂きます。


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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