今月の地平線報告会


2017年10月27日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算462回目の地平線報告会となります。


8月の地平線報告会は、27日(金)。開始時刻は6時30分から新宿スポーツセンターで開催します。今月の報告者は、ネパールのドルポに滞在してきた、医師で登山家の神尾重則さんです。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

祈りとワクチン
〜生老病死を巡る旅〜

  • 10月27日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 於:新宿スポーツセンター 2F大会議室

「現地の小・中学生のHBV(B型肝炎ウイルス)感染率が25%なんです。日本は1%なのに」と言うのは医師で登山家の神尾重則さん(64)。この夏、ネパール北西部ドルポ地域のティンギュ村で医療支援活動を行いました。道路の終点からさらに馬と徒歩で一週間かかる同村はチベット文化圏に含まれます。

人々は、祈りの医学とも言うべき伝統的な医療の考え方を持っています。しかし外科や現代的な薬学情報はありません。「HBVが蔓延してますが、乳児期にワクチンを使えば母子感染を防げる。将来的には教育支援で現地にドクターを養成したい」と神尾さん。今回で4回目の訪問になり、実態を把握するための疫学踏査も行いました。

標高4200mのティンギュ村は河口慧海の「チベット旅行記」にも登場する村で、神尾さんにとってはヒマラヤへの憧れと同時に記憶した地名。いわばヒマラヤのシンボルのような土地でもあります。

今月は神尾さんに、ドルポの「人と自然」の中から生老病死を象徴するシーンを切り取り紹介して頂き、医学と科学と宗教を巡る知の旅へ案内して頂きます!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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