今月の地平線報告会


※今月の会場は新宿スポーツセンター2F大会議室

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算473回目の地平線報告会となります。


9月の地平線報告会は、28日(金)第4金曜日です。開始時刻は午後6時30分から新宿スポーツセンターで開催します。今月の報告者は、記録映画監督の今井友樹さん。2014年に、かつて日本各地で盛んだったかすみ網猟を追いかけた長編ドキュメンタリー『鳥の道を越えて』で高い評価を得ました。今年は『坂網猟』と『夜明け前』の2本の作品を発表しています。

また、報告会の始まる前に同じ会場での『鳥の道を越えて』の上映会を開きます。これまで地平線会議と縁がなかった一般の方の参加も大歓迎です。午後4時40分から6時15分まで。会費1000円。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

オキのサキと飛べ!!

  • 9月28日(金) 18:30〜21:00 500円
  • 「鳥の道を越えて」特別上映会 16:40〜18:15 1000円
  • 於:新宿スポーツセンター 2F大会議室

「鳥の映画にするつもりじゃなかったんです」というのは映像作家の今井友樹さん(38)。郷里、岐阜県の東濃地方で、かつて空が真っ黒になるほどの大群が渡る“鳥の道”があり、猟師がいたと語る祖父の言葉に触発され、日本の野鳥猟文化を追った記録映画「鳥の道を越えて('14)」を制作しました。

「一番の興味は、鳥を巡る人の営みです」という今井さんは民族映像文化研究所(民映研)で所長の故・姫田忠義氏に師事。近所に住み、内弟子のように毎日送り迎えをした8年間に、民俗学者でもあった姫田流の人間観察術を学びました。

「大工の家系に生まれ育ったので、密接な師弟関係を求めていたのかも」と今井さん。“オキのサキ”という謎のような言葉は、師匠が最後に残した、今井さんだけにわかるメッセージでした。

今井さんは継続的に鳥猟を取材し、今年は石川県の伝統的な鳥猟を追った「坂網猟」(42分)を発表しています。

今月は今井さんにいまも各地に残る驚くべき鳥猟を追うエピソードと、姫田氏との師弟関係を巡る人間模様を語って頂きます。

※なお、いつもの報告会前の時間で、映画「鳥の道を越えて」の特別上映会(有料)を行います。是非併せて御覧ください!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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