2月の地平線報告会


今月の地平線報告会は、日本国内を旅するサイクリストやライダーたちのあいだで「クマさん」として親しまれている、熊沢正子さんに登場していただきます。

2年間にわたる日本一周を終え、88年に『チャリンコ族はいそがない』(山と渓谷社)を上梓したあと、クマさんはまた元の編集者の仕事に戻りました。しかし、日本の会社社会の息苦しさにしだいに耐えられなくなり、ついに92年の6月、相棒のヒデ氏とともに、初の海外ツーリングへと出発。台湾からイギリスに飛び、ヨーロッパの各地を巡ったあと、最後に韓国を走るという、14ヵ月の自転車の旅を続けてきました。

このときの旅の模様が、このほど『チャリンコ族は丘を越える』としてまとまり、山と渓谷社から出版されて、かなり評判を呼んでいるようです。初めての異国、異文化のなかで、クマさんはなにを感じ、なにを見てきたのか。原稿を書くという作業をとおして、旅を再体験してきたばかりのクマさんに、そのあたりを語ってもらうつもりです。



地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。
テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、世界を旅してきた
報告者の生の声を聞くために、毎月第4週の火曜か金曜に、東京の南青山にある
アジア会館(地平線銀座線・半蔵門線・青山一丁目下車)で開催されています。
どうぞ気軽に参加してみてください。

会 場アジア会館(東京都港区赤坂8-10-32/03-3402-6111)
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円



熊沢正子 KUMAZAWA Masako
1958年、東京生まれ。ライター、編集者。出版社勤務を経てフリーランスとなる。85年6月から87年7月まで自転車で日本一周ツーリング。92年6月から93年3月まで、台湾・ヨーロッパ・韓国、そして日本を、同じく自転車で連続走破した。著書に『チャリンコ族はいそがない』(山と渓谷社1988年刊)、『チャリンコ族はやめられない』(山海堂1993年刊)、『アウトドアクッキング』(大月書店「シリーズ子どもとつくる(38)」1994年刊)がある。現在、アウトドア雑誌『探険倶楽部』(青人社刊)にMTB紀行等を連載中。(『チャリンコ族は丘を越える』奥付ページより転載)



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