地平線会議の出版活動

地平線会議の出版活動は、つぎの3つに大別されます。

年報・地平線から 地平線データブック・DAS 地平線HARAPPA選書


●年報『地平線から』の発行
そもそも地平線会議は、日本人の“地球体験”の記録を未来に残そうという趣旨から設立されたという側面もありますから、出版活動は当初から活動のもっとも核になってきたと言えるでしょう。79年から『地平線から・19xx』と題する年報を毎年出版してきましたが、増えつづける行動の数にとても取材・編集が追いつかなくなり、さらに編集長も含めてスタッフが交替で海外に出て長期間留守になったりしたことも影響して、ついに年報形式での出版をあきらめ、6冊目からは、ついに区切りのいいところで数年分をまとめて出すというスタイルに落ち着いています。

地平線から・1979 1980.11.24発行
地平線から・1980 1981.7.18発行
地平線から・1981 1982.7.15発行
地平線から・1982 1983.7.30発行
地平線から・1983 1984.7.14発行
地平線から・vol.6 1985.12.25発行
地平線から・7 1987.11.1発行
地平線から・第8巻 1990.2.20発行
地平線から・9 (現在編集中)
『地平線から』の入手方法


地平線から・1979(1980年11月24日発行)

☆第1部・探検と冒険の行動の記録(全68件)
☆第2部・冒険者たち(書き下ろし)
サハラの2人/リブII世号日本周航航海/ヒマラヤ新時代/無名の旅・小林淳/関西大学探検部の北米大陸横断カヌー航行/日本人エスキモー・大島育夫/大アマゾン・インディオ取材記……10年の歩み/中南米200日の旅/ラダック事情……独断、ラダック人別帳
☆第3部・地平線会議のこの1年


地平線から・1980(1981年7月18日発行)

☆第1部・探検と冒険の行動の記録(全152件)
☆第2部・1980行動の軌跡
シルクロードという言葉のブーム/門を開いたチベット/難民と同時代を生きる/登山は感性のスポーツ?/80年代飛び出した冒険ジャンル・河下り/洞窟探検の動向を見る
☆第3部・冒険者たち
インカの新遺跡を発見/若い旅のイメージ/ネパール山村親子旅/アフガニスタン最前線
☆第4部・地平線会議のこの1年


地平線から・1981(1982年7月15日発行)

☆第1部・探検と冒険の行動記録(全155件)
☆第2部・1981行動の軌跡
若者の旅は「買春旅行」を救えるのか?/ヒマラヤ遭難ナンダカートの場合
☆第3部・冒険者たち
サハラ遊牧民トゥアレグ族を訪ねて/アコンカグア冬季単独初登攀/南米三大河川カヌー行/シャングリラの旅
☆第4部・今西錦司さんに聞く
☆第5部・地平線会議のこの1年


地平線から・1982(1983年7月30日発行)

☆第1部・1982行動者の記録(全142件)
1982行動者たち……その軌跡
密教遺跡調査に参加して/アンコールワットに消えた青春・カメラマン一ノ瀬泰造の生と死を追う/留学生が見た中国/インタビュー構成「ミニヤコンカからの生還」/サファリ・ラリーわが挑戦記/「大阪→東京」自転車走記/カヌー1000キロ/女ふたりサハラを縦走/再びアマゾン源流を下る/ムスタン王国探訪とブリクティ初登頂/皆生トライアスロンに参加して/私のドーバー横断泳記/チョゴリ無酸素登頂/ダウラギリ全山に昇って/東アフリカ捜査行/対馬海峡横断にイカダで挑戦
1982地平線への道
ドーバー海峡横断に記録ラッシュ/アンデスのロマン・天野芳太郎氏/大学探検部の動向をみる
☆第2部・特集サハラ
日本遊牧民のサハラ/サハラ砂漠横断ヒッチハイク日記/自転車サハラ砂漠横断の記録/オートバイによるサハラ砂漠縦断/巡礼と遊牧のサハラを行く
☆第3部・地平線会議のこの1年
地平線の彼方から「地平線会議」へ/試論・地平線賞のゆくえ・座談会/地平線報告会全収録/地平線会議に“参加”“入会”したいという方に


地平線から・1983(1984年7月14日発行)

☆第1部・1983行動者の記録(全198件)
1983地球体験者たち……その軌跡
サハラ四輪1万5000キロ/加藤保男・小林利明のエベレスト/エベレスト無酸素登頂/ドラム缶イカダの冒険/星と砂の1万5000キロ/ブータン紀行/私たちのマッケンジー/ドーバー海峡横断/南極の長い日/リヤカーを引く大陸徒歩横断/探検がなんやねん/のんしゃらんチベット漫遊記/いつの日か、サハラ復讐の旅へ
☆第2部・地球体験を語る
文明の味・民族の味・旅の味/8000メートル、孤高の地点にたつ/ヒマラヤを越え、知の最前線を行く(中沢新一インタビュー)/サハラをこなすには、ラクダかリヤカーか/印度、わが愛
☆第3部・地平線会議、その風景
世紀末の旅人たち/第2回地平線賞/地平線報告会全収録・1979年9月〜1984年5月


地平線から・vol.6 1984〜85(1985年12月25日発行)

☆第1部・1984〜85行動者の記録(全106件)
☆第2部・1984地球体験者たち……その軌跡
植村直己の時代/気軽に行こう・海外ツーリング/現実を知るために旅に出よう/二人で走った7万2000キロ/私のアフリカ日記/地平線のモニュメント/カンチェンジュンガ・1984/ある放浪者の4年間の私的記録/音を探す旅・パキスタンより/「車輪なき世界」の旅/シルクロードを西へ/アンナプルナ山群自転車トレッキングの旅/オペレーションローリーは世界を巡る/アフリカン・バックドロップ7万キロ/久島弘の貧困通信…タイ・チェンマイより
☆第3部・ガレージ地平線 行動者たちの「道具」と工夫
アマゾンの気軽な足、パロト/アマゾン初体験。現地人に学んだ知恵と道具/犬ゾリを駆って、厳冬の荒野を疾走する/手作り潜水艦「荒天号」水平線をめざす/風力登山でピークをめざす/アイアンホース・鉄の馬に跨り、無限の大地を駆ける/自作飛行機「大和号」、大空を夢見た日々/道具としての「足」に、移動の原点を探る
☆第4部・地平線会議のこの1年
地平線会議という「場」/第3回地平線賞選考座談会/地平線報告会のためのマニュアル/地平線報告会全収録・1979年9月〜1985年11月


地平線から・7 1985〜86(1987年11月1日発行)

☆第1部・1985〜86行動者の記録(全79件)
☆第2部・1985〜86地球体験者たち……その軌跡
リヤカー、サハラを行く/6番目の大陸走破/黄河源流ゴムボート行/クジラの海、南緯66度33分/バイクでのチョモランマ挑戦/オセアニア自転車ブラリ走行記/ソマリアの熱い大地から/おばさんのドーバー海峡リレー横断/中国黄河源流騎馬遊行的記録/アフガニスタンの短い夏
☆第3部・特集・地球トイレ体験
排泄と人類を考える…西丸震哉さんインタビュー/トイレで知った世界の多様さ・地平線仲間の体験的排泄考/座談会・トイレの穴からのぞいた異文化・そして地平線的“旅の行動術”
☆第4部・地平線会議のこの1年
地平線の向こうには/第4回地平線賞選考座談会/地平線報告会全収録・1979年9月〜1987年7月


地平線から・第8巻 1986〜88(1990年2月20日発行)

☆第1部・1986〜88行動者の記録(全176件)
☆第2部・1986〜88地球体験者たち……その軌跡
再発見の旅、バングラデシュ/チベット高原自転車一人旅/年に一度、南の島へ/被曝最前線キエフ潜入記/「緑の冒険」、それから…/中古バンの旅/ファベイラの人々と/ロバと祭りと友人たち/再びバイクの旅へ、パートII/バイクで到達した北極点/こげつく青春/エベレスト街道を行く/富士山頂へのビクトリーラン/オーストラリア徒歩横断の記録/2147間自転車世界一周/ただ流れて/アマゾン河イカダ航下6000キロ/日本放浪、その傾向と対策・自転車編/二つの単独行/光と氷の国、南極へ
☆第3部・記念特集・地平線会議のこの10年・それから…
地平線伝説/年譜・地平線に向かうこの10年/地球のどこかの2月29日・1988年
☆第4部・地平線会議のこの1年
地平線会議の人々/第5回地平線賞選考座談会


地平線から・9 1988〜9?(199?年?月?日発行)

☆現在編集中です


地平線データブック・DAS 1988〜1995
Data And Scraps(1996年8月発行)

 
地平線会議が6年間の沈黙を破って世に問う、新しい形態のデータブック。1988年からの行動記録一覧や地平線関係書籍データベース、地平線報告会全記録、地平線放送タイトル、グレートジャーニー行動記録、地平線関係者書籍一覧など、パソコンと電子ネットワークとDTPを駆使して制作した全632ページの意欲作。申し込みや詳しい解説は、こちらへ。
どうやら最後の在庫が出てしまったようですので、申し込みいただけません。

【DAS目次】

★part 0[Starting the DAS]……12ページ
前書き/目次/『DAS』の使い方

★part 1[DAS 1988〜1995]……334ページ
Emorandum(江本嘉伸による解説コラム)/Data And Scraps(1988年から95年にかけての8年分のデータ)/DAS to BOX(ミニコラム=全43本)

★part 2[地平線から・データベース]……158ページ
地平線から・第1部全行動[掲載順]/地平線から・全目次/インデックス・人名順/キーワード別

★part 3[地平線HONDANAデータベース]……24ページ
著者別書籍リスト

★part 4[地平線スクラップブック]……68ページ
地平線報告会一覧・開催順/報告者名順/地平線放送番組と地平線放送テープ
一覧/地平線ビデオ図書館・貸し出し案内/地平線マラソン全記録/関野吉晴・グレートジャーニー行動記録

★part 5[Making of the DAS]……36ページ
DASプロジェクトに参加してみて、ひとこと/DASのできるまで

 

※『地平線データブック・DAS』のご案内、申し込みはこちらへ。



■『地平線から』の入手方法
『地平線から』のバックナンバーの入手方法ですが、次の2つの方法があります。

1)毎月アジア会館でやっている地平線報告会で入手する
東京近辺の方でしたら、報告会に来ていただくのが確実です。見本がおいてある時もあります。

2)地平線会議に直接申し込む
送料を含めて代金を送っていただいたところで、こちらから冊子小包などで送らせてもらう方法です。ただし地平線会議には事務所がなく、各自で何冊かずつ分散させてもっている在庫から発送しますので、ある巻がなかったり、まとめてだと部数がたりなかったりして、用意ができるまで時間がかかることがあります。

【お願い】振替票の通信欄に「『地平線から・×』 ×冊希望」と明記してください。そうでないと、新規申し込みなのか、お届け後の入金なのかが判断できず、発送が遅れることがあります。よろしくお願いします。

庫が少なくなってきていますので、入金していただく前に、まで、メールでまず在庫を確認のうえ、お申し込みください。いきなり申し込みいただいても、すぐには発送ができない可能性があります。

■お支払い方法
郵便振替をご利用ください。

    地平線から・1979  1980.11.24発行[絶版](約310g)
    地平線から・1980  1981.7.18発行[絶版](約370g)
    地平線から・1981  1982.7.15発行[絶版となった模様。現在捜索中](約410g)
    地平線から・1982  1983.7.30発行[残10部ほど](約455g)
    地平線から・1983  1984.7.14発行[絶版となった模様・現在捜索中](約560g)
    地平線から・vol.6  1985.12.25発行[残有り](約420g)
    地平線から・7    1987.11.1発行[絶版](約425g)
    地平線から・第8巻  1990.2.20発行[残有り](約545g)

    [残数部]というのは、掛け値なしに数部です。
    [絶版]になってしまうと、もうどうしようもありません。
     増刷したり改訂版を出したりする予定もありません。
    [残有り]は、みんながしまいこんでいるのをかき集めれば
     数10部にはなるだろうという巻。「第8巻」はまだ余裕があります。    

    頒布価格:1979=1500円
         1980〜7=各2000円
         第8巻=2500円
    割引価格:各巻とも、1000円均一
         さらに、プラス書籍(冊子)小包代がかかります(含・封筒の重さ)。
         梱包や発送の都合で、ゆうパックや宅配便を使うこともあります。また、在庫の保管場所が分散しているため、複数箇所から送付する(つまり送料がぞれぞれ別々にかかる)こともあります。ご了承ください。

         ※第8巻以外は封筒や梱包分を入れても厚さが2センチに満たないので、クロネコメール便で送ることが可能です。その場合は、送料が160円と、冊子小包よりお得になります。お急ぎの場合は、プラス100円で速達扱いもできます。しかし、発送担当者の都合で、メール便を利用できないケースもあります。

         ※注文を受けてからメールを回したり、発送の手配をしますので、すぐにお送りできないケースもあります。余裕を見てご注文ください。

振り込みは、本が到着してからにしてください。実際に梱包や計量をしてみないと、こちらでは正確な送料がわかりません。



●地平線HARAPPA選書
地平線HARAPPAに連載された作品を、手作りDTPで出版していくのが、「地平線HARAPPA選書」です。現在はまだ1冊のみですが、今後は少しずつ増やしていきたいと考えています。注文を受けてからレーザープリンタで印刷、製本するため、お手元にお届けするまでにかなり時間がかかる場合があります。お問い合わせや申し込みは、まで。1冊500円。


パキスタンの旅・1991
(1992年3月1日初版発行/94年12月7日特別改訂版発行)

著者:松田仁志 (to His Home Page)
編集・DTP:丸山純&地平線HARAPPA
ロッククライミングとマラソンに傾倒している著者が、1991年の夏に単独でパキスタン・スワート地方にあるファラクサール峰(5918m)に登りに出かけたときの記録。ただしこの時期、アフガン問題がこじれていたせいもあって治安が悪く、結局許可が下りずに山へは入れなかった。その後、カラコルムハイウェイを旅して、フンザへ。さらにクンジェラブ峠などを訪れたりして、20日間の旅は終わった。
地平線HARAPPAに半年がかり、23回にわたって連載されたものに、パキスタン通いを続けている丸山純が詳しい註をつけ、この地方になじみのない人が読んでも楽しめるものになっている。


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