今月の地平線報告会

2003年9月26日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算289回目の
地平線報告会となります。


今月の地平線報告会は、26日(金)です。今月の地平線通信でもご案内したように、今後はなるべく、新宿の「榎町地域センター」で開催していくことになりました。どうか、お間違えのないよう。

報告者は、北極圏に通い続けている田中勝之さん・菊地千恵さんご夫妻(独協大学探検部OB・OG)。愛犬ラフカイと共に旅した極北の旅と先住民たちの暮らしぶりをたっぷり語っていただきます。

田中さん+千恵さん+ラフカイのウェブサイト:http://www.paddlenorth.com/

以下は、地平線通信286の案内より(絵と文・長野亮之介)


希望砦の森から〜2人と1匹の北極圏〜

「自分の手で殺したウサギの味は、それまで食べたどれよりおいしかった」と話すのは菊地千恵さん。2000年、カナダ・マッケンジー河流域のフォート・グッド・ホープという村に1人で1年滞在していた時の経験です。

たまたま1人で見回りに出かけたワナに、生きたままかかっていたウサギ。体調を崩している老人にスープをつくるため、迷った揚げ句の選択でした。静かな森の中で正面からウサギの命と向き合った千恵さん。命と食が「ストン」とリンクしたそうです。

千恵さんを北の森につなげた1人は、田中勝之さん。独協大探検部時代の91年、マッケンジー河下りに挑んで以来、同地に通い続けるパートナーです。そしてもう“1人”が、グッド・ホープ村で生まれたオオカミ犬のラフカイ。「日本ではペットかもしれないけど、森の中では頼もしい相棒」と、勝之さん、千恵さんともに声を揃えます。

いつも輝いていて、シンプルに暮らす森の住人達にあこがれる2人と1匹の旅に、今月は耳を傾けませう。


今月の会場は、新宿区の公共施設「榎町地域センター」。地下鉄東西線の早稲田駅のほど近く。早稲田通りと外苑東通りが交差する弁天町交差点にある交番のすぐ裏手です。神楽坂駅や牛込柳町駅もさほど遠くありません。

会 場:榎町地域センター(東京都新宿区早稲田町85 〒162−0042/03-3202-8585)
       営団地下鉄東西線:早稲田駅 徒歩7分
       営団地下鉄東西線:神楽坂駅 徒歩10分
       都営地下鉄大江戸線:牛込柳町駅 徒歩10分
       営団地下鉄有楽町線:江戸川橋駅 徒歩14分
       都バス(白61)新宿西口→練馬車庫:牛込保健センター前下車
       公式地図はこちら:
http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/division/261500enoki/index.html#地図
時 間:午後6時半〜9時
会場費:500円


地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえない、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越しください。



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