今月の地平線報告会


2008年3月27日(木)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算346回目の地平線報告会となります。


3月の報告会は27日(木)となります。18時30分から、新宿区立新宿スポーツセンターで。いつもの金曜日ではないので、ご注意ください。報告者は、異色の学者狩人で「兄弟マタギ」の兄、伊吾田宏正さん(北海道酪農学園大学野生動物保護管理学研究室助手)です。以下は、地平線通信340号に掲載された案内より。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

鹿撃ちサバイバル奮闘記

  • 3月27日(木曜日) 18:30〜21:00
  • ¥500
  • 於:新宿区立新宿スポーツセンター(03-3232-0171)

北海道に生息するエゾシカは冬場にエサを求めて数10キロにも及ぶ移動を大群で行います。その光景に魅せられてシカ研究者になったのが伊吾田(イゴタ)宏正さん(35)。大学までは関東で過ごしヒグマを研究するつもりで進んだ北大大学院時代にたまたまエゾシカの個体数調査に関ったことが人生の岐路となりました。90年代から爆発的に増え、社会問題となっているエゾシカの頭数を人為的に管理する方策を探ることがテーマとなります。

'04年から、紋別郡西興部(オコッペ)村で発足したNPO法人西興部村猟区管理協会のメインスタッフに就任。約3万haの管理猟区内でハンターをガイドし、有料で狩猟をして頂く仕事は、机上の理論とは違う多様な要素を含んでいました。今シーズンは少雪のためシカが山から下りず、昨年の8割の獲物数。自然相手の仕事は想定外の連続です。

一方で2年前から弟の順平さん夫妻が猟区のスタッフに参加。奥さんは日本初の女性ハンティングガイドを目指しています。宏正さんも昨年から道内の酪農学園大助手に就任。研究者とフィールドワーカー、二足のワラジを兼務しています。

野生動物管理の専門家が不足している日本で、今後本格的に人材育成にも取り組みたいという伊吾田さんに、今月はお話をして頂きます。環境問題と経済のリンク。その最前線の取り組みに注目です!!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

四川料理店「成都」(せいと)

〒1690075
新宿区高田馬場1-4−21
03-3205-0068

早稲田通りと明治通りが交差する「馬場口交差点」そば。高田馬場駅から早稲田方面(東)に早稲田通りを進み、明治通りとの交差点(馬場口)を右折してすぐ。駅から7分ほど(約580m)。

新宿スポーツセンターからは、駅へ出ずに裏道から行きますので、そんなに時間はかかりません。

▼成都を紹介しているウェブページ(地図入り)

http://www.shop-i.jp/seito/
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13010896/

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。予約などはいっさい不要です。いきなり会場にお越し ください。ただし、会場の定員を越えてしまった場合には、入場をお断わり することもあります。ご承知おきください。



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