今月の地平線報告会


2010年9月24日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算377回目の地平線報告会となります。


2010年9月の地平線報告会は、24日(金)。報告者は23歳のときに七大陸最高峰に登った山田淳さん。あれから8年、サラリーマン生活から再び山の世界に戻ってガイドを続ける、山田さんの新しい登山の世界を報告してもらいます。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

Tシャツ、ジーンズ山ノボラーの福音

  • 9月24日(金) 18:30〜21:00
  • ¥500
  • 於:新宿区立新宿スポーツセンター(03-3232-0171)

[ディズニーランドかフジサンかっていう選択肢で山に来るヒト達に、高価な山道具を揃えろっていっても、ムリがあると思いません?」と言うのは、登山家で山岳ガイドの山田淳(あつし)さん(31)。いまや年間40万人の富士山登山者。その大半は全くの初心者だと山田さんは言います。

「でも、だからこそせっかく山に向いた足をリピートさせたい」。山田さん自身、子供の頃は喘息持ちでひ弱でした。運動部には入れず、中学の時たまたま入ったワンゲル部で知った自然との触れあいに感動した事がきっかけで、後に七大陸最高峰登頂の最年少記録(当時)を達成したいきさつがあります。

「装備さえ整っていれば、誰でも山を楽しめるのに、Tシャツとジーンズで登ると大変だから、一回でイヤになっちゃう。あと1〜2回登れば山登りが日常に近づくのに」と山田さん。学生時代富士登山ガイドを5年つとめながら、登山人口を増やすことと、安全登山の普及を自分のテーマに定めました。

東大卒業後外資系コンサル会社に勤めていた昨年、トムラウシ山での遭難事件を知ります。こうしてはいられないと、3年半の会社員生活をやめ、今年の2月に起業。冒頭の命題の答えとして山道具のレンタル会社をはじめました。なんとシーズンの3ヶ月で約2000件の需要が!! この型破り、掟破りの起業のてんまつに御注目!!


新宿スポーツセンター

〒169-0072
新宿区大久保3-5-1
03-3232-0171

高田馬場駅のビッグボックスの脇の道を直進し、突き当たりを左折、スーパーマルエツで右に入ると戸山公園があります。そのなかの大きな建物の2階の会議室です。駅から10分ちょっと(約850m)。

今回は、早稲田駅近くの「北京」で二次会を行ないます。

地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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