今月の地平線報告会


2013年4月26日(金)

1979年9月の第1回から数えて、今回が通算408回目の地平線報告会となります。


4月の地平線報告会は、26日(金)に実施します。会場は、現在国立科学博物館で開催中の「グレートジャーニー特別展」(関野吉晴監修)の一角を借りて行ないます。

この日、関野さんは18時から地球館地下の縄文号展示スペースでギャラリートークを担当していますが、それが終了したのち、会場を日本館2階の「講堂」に移して、19時から地平線報告会として話をしていただきます。詳しくは、地平線通信408号の12ページをご覧ください。

なお、入館には特別展入館料1500円が必要です(地平線報告会は無料)。ギャラリートークの参加者が多くなりすぎた場合は、一般の方を優先して、地平線関係者は聴講を遠慮したいと思います。ご了承ください。


■今月の地平線報告会の案内(絵と文:長野亮之介)

地平線通信裏表紙

未来のヒント

  • 4月26日(金) 19:00〜20:00
  • 科博入場料1500円
  • 於:上野の国立科学博物館 日本館2F講堂

「先住民の社会って時間がゆったり流れてるから、つつましさとかやさしさっていう感情が生きてるんだよねー」というのは医師で探検家の関野吉晴さん。人類が地球上にあまねく拡散した足跡を辿る「グレートジャーニー」プロジェクトで世界中の少数民族と出会いを重ねてきました。「現代社会の人はモノを欲しがり大切にするけど、伝統社会の人たちは今という時を大切にして楽しんでいる。物質をためこむ社会からは刹那的といわれるのだろうけど、生命を謳歌するのに経済成長なんかなくてもいいんだと気づくんだ」。

関野さんの旅の原点は南米アマゾン河奥地に住むマチゲンガ族との暮らし。そこで直感した“伝統社会の豊かさ”を、その後今に至る40年余りに渡って世界中で確認してきたのかもしれません。「3.11後は特に強く感じるんだけど、昨日までの考え方を変えなくちゃならない局面に立つオレ達にとって、先住民族達の暮らしにはたくさんのヒントがあると思うんだよ」と関野さん。

今月は関野さんに、旅を通して今、考えている事を語って頂きます。会場は関野さんが監修する「グレートジャーニー展」が開催されている国立科学博物館内の講堂です。是非、展示を御覧になってから会場にいらしてください。(詳細は今月の通信12ページの記事参照)


地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。



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