今月の地平線報告会 |
1979年9月の第1回から数えて、今回が通算565回目の地平線報告会となります(コロナ禍での欠番を含む。欠番をカウントしないと529回目となります)。
今月の報告者は、ドキュメンタリー映画作家の今井友樹さん。新作映画『森に聴く』を中心に、各地の森で抱いた感慨や日本の森の現状について語っていただきます。
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森という智恵
「人里離れた奥山で巨木と向き合うと、匂いや音への感覚が研ぎ澄まされます」と言うのはドキュメンタリー映画作家の今井友樹さん(47)。制作に5年をかけた映画『森に聴く』(共同監督/撮影)は、放置された人工林(人が植えた森)や、過剰な伐採などが原因の災害が多発する昨今、多様な生き物が共存する自然な森のあり方に耳を傾け、今一度学び直す試みを描く作品です。 今井さんの郷里、岐阜県東白川村の周囲はヒノキが主体の人工林ですが、この映画では有数の研究者を案内人に、日本を代表する4つの気候帯の天然林に分け入りました。〔亜寒帯(北海道雄阿寒岳山麓)・冷温帯(宮城県鳴子)・暖温帯(大分県日田/熊本県市房山)・亜熱帯(沖縄県西表島)〕。 「自分よりずっと長く生きている巨木の前では、ヒトの生き方を問われている気がして。森という生命体に対する畏敬の念が自然に湧いてくるというか…」。民族文化映像研究所で故・姫田忠義氏に師事した経歴を生かし、一貫して自然と共存する人々の営みを描いてきた今井さん。今月は今井さんに各地の森に聴いた声を語って頂きます。 |
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地平線報告会は、どなたでも参加していただけるオープンな場です。テレビをはじめとする二次的な情報では決して味わえな い、世界を旅してきた報告者の「生の声」を直接聞くために、1979年9月から、コロナ禍での中止期間などを除き、毎月欠かさず開催されています。どうぞ気軽に参加してみてください。
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