■『地平線カレンダー2024』、完成しました。
久しぶりの1月始まりのカレンダーです。全8ページ。頒布価格500円。

お待たせしました。恒例の「地平線カレンダー」の2024年度版が完成しました。このところ3〜4月に長野亮之介「画伯」の「猫絵展」が開催されてきたため、2023〜24年版も含めて地平線カレンダーも4月始まりとしていましたが、今回は11月にも個展があったため、久しぶりに1月始まりのカレンダーを作りました。

今回のタイトルは「Tembea——タンザニア叢幻紀行」。Tembea（テンベア）とは「歩く」「旅する」という意味のスワヒリ語で、この8月に2週間にわたって滞在したタンザニアで出会った動物たちを描いたものです。

判型は例年と同じA5判（横21cm×縦14.8cm）、全7枚組。ただし、各絵の解説（キャプション）を表紙の裏に載せてありますので、全8ページ構成となっています。売り上げは地平線会議に全額寄付され、今後の出版活動の資金となります。頒布価格は1部あたり500円。送料は1部140円、2部以上は200円。

お申し込みは、以下の申込書を切り取って「 」までメールでお送りください（リンクをクリックすると、送付先アドレスを取得した新規メールが開きますので、キリトリセンの内側をコピーして必要事項を埋めて送信してください）。

お支払いは、郵便振替で。カレンダー到着後にお願いします（振込用紙を同封します）。いきなりご送金いただくのではなく、かならず先にメールや葉書で申し込んでください。

「郵便振替：00120-1-730508」「加入者名：地平線会議・プロダクトハウス」。お手数ですが、通信欄に「地平線カレンダー代金」とご記入いただけると助かります。代金の振り込みは、カレンダーが到着してからでけっこうです。後日、地平線報告会の会場でお支払いいただいてもかまいません。

地平線カレンダー224
Tembea——タンザニア叢幻（SO-GEN）紀行

　絵：長野亮之介
　編集&DTP：丸山純
　発行：地平線会議
　発行日：2023年11月11日

【絵師啓白】
遥か彼方からもどかしいほどゆっくりと近づいてくるゾウの群れ。傾いた電柱が並ぶようなキリンの行進。サバンナでひときわプリプリと目立つシマウマのお尻。目の前で戯れるライオンの見事な筋肉。映像や檻の中でしか見たことのなかった動物たちとの夢のような出遭いが日々続いた。5日間のサファリの後は、インド洋に浮かぶザンジバル島へ。歴史も文化も宗教もモザイク状に入り混じった街に、モスクへの礼拝を促す朗誦がのど自慢大会のように響き交わされる。迷路のような路地を彷徨えば、活気溢れる喧騒に囲まれた。今夏のタンザニアの旅から、スワヒリ語で「歩く」を意味するtembea（テンベア）をキーワードに絵を描いてみました。

表紙	各絵の解説集（キャプション）
カバ…水中から顔の上半分だけ出したカバの影は、デコボコした島のようだ。そこに嘴の赤い鳥が当然のように止まる。鳥は寄生虫を取る共存なのかと思いきや、血も吸うらしい。それも嫌で水の中にいるんだと、ガイドのU君。時折の大きなあくびは威嚇行動らしいが、鳥相手に費やすエネルギーとしては過剰すぎて面白い。	シマウマ…黒いシマ模様は指紋のように1頭ごとに違う。よく見れば二又・三又、点、カーブなどさまざま。特にお尻の曲面のあたりが美しく、シマウマ尻フェチになった。キリンやインパラと一緒に群れている場面によく出会う。ひときわ目立つけど、縞模様が交錯してシュールな絵のようにも見える。群れたときに成立するカモフラージュなのか。
キリン…体の模様はレンガを並べたようなデザインではなく、モミジの葉のように細かく割れ、色も個体によってずいぶん違う。群れていると、長い首が重なって、ヤマタノオロチのようにも見える。こんな素敵に面白い生き物と同じ空気を吸えることが幸せだ。同じ側の前脚と後脚を同時に出す側対歩という歩き方が優雅で、走る姿にも見とれた。	ビアラベル…ダルエスサラームとザンジバル、そしてサファリ滞在中に飲んだ4種類のビールラベル。ムスリムが多い国だが、ドイツやイギリスの領土だった時期もあり、ビールは美味いし、どこでも冷たいのが飲める。パロディラベルのつもりだが、左上の「キリマンジャロ」銘柄だけ文字も変え、あとは実物とは違う動物を描いた。
ライオン…遠出した水場の近くで20頭近い群れに遭遇。大人のオスは1頭だが、メスや若いオスがくつろいでいる。サファリカーのすぐ側でじゃれ合う姿は猫だが、そのごつい前脚や牙には恐怖を感じる。「よっぽどじゃなければヒトは襲わない」とガイドのU君。水場の土手に沿って寝転ぶ、リラックスした姿を見ればそう思うけど。	バオバブ…太鼓腹のおじさんのように太い幹に、おおらかに伸びた枝。形が面白くて、つい車を止めてスケッチをする。ユーモラスなのに、その大きさ故に神聖な気配も。サファリの精霊が宿っていそうだ。雨季に葉がついたら、いっそう神々しいだろう。長細い冬瓜のような実の中のタネをしゃぶると甘い。サービス精神も旺盛だ。

（上の画像をクリックすると、大きなサイズの画像が別ウィンドウで表示されます）

「 」（申し込んだのに到着しないなどの問い合わせもこちらへ）

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地平線カレンダー2024・申込書

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郵便振替でお願いします。

　郵便振替：00120-1-730508
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代金の振り込みは、カレンダーが到着してから、同封の振込用紙を使ってお願いします。

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