The Chiheisen News 2003-17

■わだ晶子さん、パキスタンで写真集『カラーシャ』を刊行
少数民族カラーシャの村に暮らして15年。130点の写真が語る伝統社会の姿

2002年2月の地平線報告会に登場していただいた写真家のわだ晶子さんが、このほどパキスタンの出版社から英文の写真集を上梓されました(日本語訳小冊子付き)。イスラーム社会のまっただ中で独自の多神教を信仰し、さまざまな祭りや儀礼をもよおす、総人口3000人ほどの少数民族カラーシャ。わださんは1987年に初めて彼らの住む谷を訪れて以降、地元に腰を落ち着けて村おこしを実践。93年には土地の青年と結婚し、近代化の波に洗われる共同体を内側から見つめてきました。その15年におよぶ滞在から生まれた、味わい深い写真集です。

わださんのウェブサイトは、http://kalasha.fc2web.com/

表紙
写真集
 
パキスタンの少数民族 
カラーシャ
―その生活と伝統―

何百にも織りなされるヒンドゥークーシュ山脈の山ひだの
三つの小さな谷に少数民族カラーシャたちが住む。

カラーシャたちと暮らして15年。
カラーシャの数々の伝統行事と日常生活を
写真家わだ晶子が共同体の内側からフォーカスした
暖かく感動的な写真130点を編集。

日本では手に入らないこの写真集を
パキスタンから送ります。 

仕様:
B5版/136ページ/カラー/ 英文テキスト/英文キャプション(日本語訳冊子付き)
パキスタンの大手出版社、サンゲミール出版(Sang-e-Meel Publications)より6月に出版。

1冊 4800円(送料込み・限定300部) 

ご希望の方は、住所・氏名・電話番号を明記の上、下記口座に直接お振り込みください。



わだ晶子写真集出版後援会
郵便振替口座番号:00130-1-388365

連絡先:〒186-0003 東京都国立市富士見台1丁目7
    1-6-204
    鈴木いさ子



●なお、この写真集の売り上げの純益の一部は、バラングル村に建設予定の多目的ホールおよび手すき紙/染織リバイバル作業場の設備と活動資金に使われます。



編み物をする和田さん
わだ晶子/Akiko WADA

佐賀県佐賀市出身。
業界誌の写真・記事担当などのキャリアの後、数回にわたってアジア、アフリカを放浪。
1987年以来、カラーシャの家族と暮らし、1993年に地元の男性と結婚。
ルンブール福祉文化開発組合(NPO)を立ち上げ、子供の教育促進、衛生改善・環境保全活動、伝統文化の保護促進、自立のための現金収入活動などを共同体ベースで行なっている。

著書:「パキスタンに嫁に行く」三一書房(1995年)
著作:「赤が映える/カラーシャ族の女たち」アサヒグラフ(1992年7月14日号)
   「ガンダーラ仏教遺跡が危機に瀕している」毎日グラフ(1993年)ほか
写真展:「パキスタンの桃源郷/カラーシャ族の谷」(1989年)国分寺市・ギャラリー風、佐賀市九電ホールで開催





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