The Chiheisen News 2004-01

■河田真智子さんの写真展「生きる喜び」、3月に開催。
3月16日(火)〜29日(月)の2週間、新宿ニコンサロンで。5月には大阪でも。

島好きの人たちの集まり「ぐるーぷ・あいらんだあ」を主催する島旅作家の河田真智子さんが、娘さんの夏帆さんをテーマに3月に、写真展を開催します。

河田真智子写真展  生きる喜び ――脳障害児の16年――
「娘を守って生きてきたつもりが、実は支えられて生きてきたのだと気づきます」

■開催期間:2004年3月16日(火)〜3月29日(月)の2週間
      10:00-18:00(最終日は16:00まで)

■開催場所:新宿ニコンサロン
 TEL 03-3344-0565
 〒163-1528 新宿区西新宿1-6-1
 新宿エルタワー28階(地下鉄A17出口)
 ニコンプラザ新宿内
 http://www.nikon-image.com/jpn/service/salon/

■展示作品:62点

◆最重度の脳障害を持って生まれてきた娘・夏帆の16年間の生活記録です。

◆娘が生まれたあとも、自分のライフワークである“島”に通い続けてきました。思春期を迎えた娘のこの1年は、車イスの転倒転落事故、誤飲による呼吸困難での入院と生きてゆくことのトラブルが続き、まわりを見回してみると娘の“戦友”たちが生き残っていないという現実に気づきました。娘のささやかな存在の価値を伝えたいと思います。

◆娘を守って生きてきたつもりが、実は支えられて生きてきたのだと気づきます。座位のとれない子を特別注文の車イスに乗せて旅してみると、それはまわりの人に迷惑をかけている旅ではなく、勇気を振りまいている旅なのかもしれないと思えるようになりました。“島”に育てられた娘を見ていると“生きる喜び”に溢れています。

◆今、辛い思いが心の中にある方にも、きっと元気になれる写真展でありたいと思っています。

河田真智子

作者略歴:かわだまちこ 島旅作家 島旅カメラマン(本名 榊原真智子)
◆1953年東京生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社編集部を経て1980年、独立。1978年より島の愛好家集団「ぐるーぷ・あいらんだあ」を主宰、機関誌「あいらんだあ」を発行。1987年に生まれた娘の夏帆(なつほ)が重度の障害をもって生まれ、娘との車イスの旅も続ける。1991年より8年間、障害児を育てながら仕事をする母親のネットワーク「マザー・アンド・マザー」を主宰。主な著書に 『島を歩く』(ゆう出版局)、『島が好き 海が好き』(新潮社)、『島からの手紙』(クロスロード)、『島旅の楽しみ方』(山海堂)、『南の島へ』(三笠書房)など。

ぐるーぷ・あいらんだあのウェブサイト:http://homepage2.nifty.com/shimatabi/islander/
河田真智子さんのウェブサイト:http://www12.ocn.ne.jp/~match/


速報

5月20日から25日にかけて、ニコンサロン大阪でも開催されることが決まりました。

■開催期間:2004年5月20日(木)〜25日(火)
     10:00〜18:00(会期中無休・水曜日休館)

■開催場所:大阪ニコンサロン
      TEL 06-6348-9698
      〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-2 新サンケイビル1F
      ニコンプラザ大阪内



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