The Chiheisen News 2005-25

■滝野澤優子さんの『犬眼レンズで旅する世界』、出版。
バイクで旅をしながら、世界の犬と出会ってきた本。情報センター出版局から、1500円。
2005年12月の地平線報告会の報告者をつとめてくれた滝野澤優子さんが、今回の4年近くに及ぶロシア〜アフリカの旅での体験をもとに、『犬眼レンズで旅する世界』を上梓しました。世界の犬と出会った体験を写真と文章で綴った、ユニークで楽しい本です。以下は、地平線報告会で配られた案内チラシより。

表紙
犬眼レンズで旅する世界
著/滝野沢優子(たきのさわゆうこ)
判型/A5判並製(148ページ/カラー56ページ)
イラスト/花島ゆき
定価/本体価格1500円十税
発行/情報センター出版局

●ユーラシア〜アフリカ大陸をバイクで11万8000キロぐるり旅
2001年7月、新潟港から愛車(バイク)とロシアのウラジオストックに渡り、約4年間の旅がスタート。ガイドブックにも載っていない地方の道を走り、宿がなければキャンプや野宿、時には一般家庭に泊まらせてもらいながら、81ヵ国を旅してきました。無類の犬好きである著者・滝野沢さんにとって、行く先々で出会う犬たちとの交流は、旅の大きな楽しみのひとつ。〈路上を這うバイク旅〉だからこそ、様々なストーリーを持つ個性的な犬たちと出会えたのでした。

●犬を通して、世界を知る。犬がいるから地球は面白い!
犬は古来から私たち人間の友達であり、暮らしに深く関わってきた動物です。犬の生活は、国や地域、宗教や文化など人間の営みと密接に繋がっています。本書では、犬を取り巻く環境や人々を通して各国の素顔を描き出しています。犬を不浄な動物と捉えるイスラムの教えを厳格に守る国では、犬の姿をほとんど見かけなかったり、中央アジアの草原地帯では牧羊犬として家族として逞しく生きる犬がいるなど、国によって驚くほど事情が異なります。また、犬たちが結びつけてくれた各国の人々との交流も、本書の魅力のひとつ。飼い犬だけではなく野良犬や放浪犬など、実に表情豊かなたくさんの犬たちが、私たちに「地球で生きること」について語りかけてくれる1冊です。

著者紹介
1962年、東京都足立区生まれ。信州大学農学部卒業。高校時代に旅とバイクに目覚め、大学時代にバイクツーリングにはまる。会社勤めを3年で辞め、世界中を旅しガイドブックやバイク雑誌で執筆。これまでにバイクでオーストラリア1周3万キロ、東欧1周1万キロ、サハラ砂漠縦断1万キロ、南米周遊4万6000キロを走破した。訪れた国は111ヵ国にのぼる。本書は、ユーラシア大陸横断・アフリカ大陸1周・アジアハイウェイ11万8000キロ走破の旅(2001〜2005年)が元になった。出発前には安全祈願もかね、愛犬ポコ(メス・1998年生まれ)と一緒に歩いて53日間の四国巡礼も経験。著書に「来て見てラテンアメリカ」(発行:凱風社)がある。




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