The Chiheisen News 98


■「新大陸の生き物たち」見てきました

NIFTY-Serveのパティオ[地平線HARAPPA]のログより


00849/00849 PEG00430 丸山 純:関野さんの写真展、行ってきました
(1) 98/05/16 11:44 00832へのコメント

●今日(16日の土曜日)から開催される関野さんの写真展「新大陸の生き物たち」のオープニングとして6時から集まりがあるとノヴリカから案内が来ていたので、昨日(15日)行ってきました。

会場のフジタヴァンテへは千駄ヶ谷から行きましたが、帰りは代々木(というか、そのまま新宿)に出ました。どちらかっていうと、代々木のほうが近いように感じます。

フジタヴァンテというのは、フジタ本社ビルの2階にあるギャラリーで、中央の吹きぬけに螺旋階段があったりして、けっこう凝った造りの空間になっています。そこをまたノヴリカ流にいろいろと工夫して、天井からぶら下がるパネルの補助も兼ねて、生木をしばって三脚にして支えたり、ヒバの葉っぱを床に敷き詰めたりしています。(写真:会場に入ってすぐのところにあるテーマ写真。植物や木材を使った凝った展示になっている)


●作品は、ポジフィルムからのダイレクトプリントが44点、サイズはけっこう大きく伸ばしてあり、見応えがありました。さらにインクジェットプリンターによる120×180cmの巨大なパネルが11点も展示されています。(中略)(写真:会場の奥の部分。左がダイレクトプリントの作品で、三脚に組んだツバキで支えられている。右が大伸ばしの巨大パネル。奥のほうにライトボックスが見える)

おもしろいのは、ライトボックスによる展示。ちょうど4×5サイズ(広告写真などに使う4インチ×5インチの大判フィルム)ぐらいの大きさでこれもプリンターでバックライト用透明フィルムに印字して、ずらりと65点びっしりと敷き詰めて並べています。このライトボックスに、展示会などの大工仕事を手がける渡辺久樹君がノヴリカの依頼を受け、廃材を利用してログハウス風の箱を作り、かぶせています。これの雰囲気がなかなかよく、目を引きます。


●関野さんの写真のすばらしさは定評あるところですが、動物だけを取り上げても、こんなに豊かな世界を見せられるというのは、ほんとにすごいですね。クローズアップから大パノラマ、空撮まで、動物写真家でもないのに、じつにバラエティあふれるショットがあります。大きな感動を受けました。(写真:ログハウスに奥にふさわしい外観のライトボックスを使って数多くの作品を一度に見せている)

あんなシーン、どうやって撮ったのですか、よくぞシャッターチャンスを逃しませんでしたねと聞いたところ、何日も隠れて待ち構えていたんだ、とのこと(^^;。やっぱり、長期の旅をしている関野さんならではの写真なんですね。

期間が長いので油断してついつい忘れがちですが、ぜひ行ってみることをお勧めします。

(後略)


(写真左:オープニングパーティでの関野さんの挨拶/写真右:左から、この写真展を企画したノヴリカの影山さん、関野さん、ライトボックスの製作を担当した渡辺君、ノヴリカの本吉さん)

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