地平線会議とは(ひとことでは説明がむずかしいけれど……


地平線Active(現在アクティブな活動中へ直接ジャンプ)
地平線通信
地平線報告会・地平線大集会
出版活動
Webとネットワーク通信

地平線Hisory(1979年設立当時の活動紹介)
設立時の趣意書
地平線放送関係


◆現在の地平線会議の活動

地平線会議は、探検・冒険から登山、旅、さらには民族調査やボランティア活動まで、世界を舞台に活動を続けている行動者たちのネットワークです。発足は1979年8月。設立当初は、大学探検部・山岳部の出身者をはじめ、国内・海外のフィールドでの体験をかさねた人たちが中心メンバーでしたが、しだいに一般の人たちの参加も増え、現在では、ごくふつうの勤め人から主婦、リタイヤ組まで、多彩な顔ぶれが活躍しています。

会員制をとらず、事務所も置かず、会則もないなど、あくまでも個人の集合体であるという立場をとっているのが、大きな特徴。すべての活動が、有志の手弁当によって運営されています。



地平線会議のメンバーを結ぶ地平線通信

1979年9月から毎月欠かさず発行されてきた「地平線通信」が、各メンバーを結ぶ唯一のきずなです。当初はガリ版刷りの葉書でスタートしましたが、86年の第75号からB5版4ページ(ときどき増ページあり)のワープロ打ちというスタイルになり、現在に至っています。地平線会議からのお知らせや旅先からの便りの紹介、エッセイ、イラストによるその月の地平線報告会の案内、前月の報告会のレポートなど、多彩な記事を掲載して、毎月10日過ぎに発行されます。全国に散らばる約700名の読者による通信費カンパによって支えられています。



◆毎月欠かさず開催されてきた地平線報告会と
 出版物の刊行を記念する大集会

毎月1回、東京青山にあるアジア会館で開いている報告会で、96年の6月には、記念すべき通算200回目を迎えました。旅先で撮ってきたスライドやビデオを上映したり、じっくり話を聞かせてくれたり、ときには現地で使っている民具や民族衣装の現物をもってきてくれたりと、なまなましい旅の体験に直接触れることができるのが魅力。また、年報『地平線から』などの出版物の完成時には、発刊を記念する「地平線大集会」も数年おきに開催され、96年7月に東京ウィメンズプラザで実施した「200回記念大集会」も大盛況でした。



◆日本人の地球体験を記録する出版活動

地平線会議設立の大きな理由として、日本人の海外渡航者数が急増するなか、世界各地で積み重ねられている貴重な「地球体験」を記録として残して出版していこうという、大きな目的がありました。その成果が結実したのが、当初は「年報」として毎年刊行されていたA5サイズの書籍、『地平線から』です。ところが、増えつづける行動の数にとても取材・編集が追いつかなくなり、6冊目からは区切りのいいところで数年分をまとめて出すというスタイルになりました。現在編集中の9冊目からは、情報として行動記録を追いかけるのをやめ、書き下ろし中心の読み物として再出発をはかることになっています。なお、これまで『地平線から』が担ってきた情報の集積という役割は『地平線データブック・DAS』が引き継ぎ、88年から95年にかけてのデータをまとめた1冊目が、96年8月に刊行されました。



◆地方在住者と東京を結ぶネットワーク通信とインターネット

90年の4月から、大手パソコン通信ネットのニフティサーブのなかに「地平線HARAPPA」という交流の場をもうけ、地方在住のメンバーと東京とを結びながら、アクティブに活動を続けています(ニフティのパティオは2002年4月に閉鎖しました)。また、95年10月にはインターネット上にいち早く「地平線会議のホームページ」もオープン。地平線通信や地平線報告会のレポートをはじめ、発足当時の趣意書が読めたり、現在休止中の「地平線放送」の実況中継の一部が聞けるなど、地平線会議の現在の活動と過去の歴史が一望できるようになっています。97年7月には、インターネットを使って写真展を実施する「地平線WEBギャラリー・Spice!」も開設され、[写真展・地平線発]を側面から支援しながら、少しずつ展示が始められています。

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